初めてのツーリングは、YAMAHA RZ250RRだった。その前の年の9月に免許を取得。バイクは実用品という気持ちであったが、しばらくバイク雑誌を見るうちにレプリカバイクのスタイルの虜になった。そして、春になり、バイクショップで、新車のRZのYSP特別仕様が置いてあったのをみた。青のシンプルなラインがきれいだった。そのバイクショップには、全く同じカラーリングのRZ250RRとRZ350RRが置いてあった。この二つの違いは、アンダーカウルの有無とマフラーの形状、そして当然ながら排気量だった。350の方が、10万ほど安かった。しかし、諸費用を含めるとその差は縮まり、さらに350ccは車検がある。迷った末、250を選択した。若葉マークのライダーが2ストローク350は無謀といわれる。そう考えると250を選択したことは無難だったといえる。
2ストロークバイクが危険と言われる理由は、エンジンブレーキが利かないという点とピーキーなエンジン特性だ。その構造上、しっかりシリンダーにふたが閉まるわけではないので、エンジンブレーキが利かない。そして、低回転と高回転のある一定の回転数を超えた途端、恐ろしい馬力を発する。扱いづらいエンジン特性なのだ。しかし、これを逆に制御するようになると、機械を支配したような優越感を味わえる。踏ん張りたいときにシフトダウンしたりと意志通りに動かすことも可能だ。
このRZ250RRだが、その後、350用のアンダーカウルを発注し、マフラーとナンバープレート以外の外見は350ccと同じ。やはり350への憧れは否定できない。結果論だが、このRZは長くは乗っていない。350だったら、もっと長く乗っていたかもしれないなどと都合よく考えてしまうのであった。
大学時代からRZを乗り始め、社会人になって、車に乗るようになるまでは乗るつもりだったが、このRZで事故を起こしてしまったこともあり、若干ゆがんでしまっている。KAWASAKIのGPZやSUZUKIのTS125Rなどにも乗っている。
さて、RZでのツーリングであったが、比較対象がないので、このときは、バイクに乗って遠くまでやってくること自体が楽しみであった。確かに軽い車体は風にあおられる。それもそんなものだと思っていた。それに比べるとGPZは非常に乗りやすい。安定感がある。雑誌でのスペックは馬力とかなんとか、数字ばかりを追う傾向にあるが、ツーリングでは、そんな数字は関係ない。KAWASAKIのバイクはその点で定評がある。道東を一周しても全く疲れないほどだった。
SUZUKIのTS125Rはオフロードバイク。小排気量で小回りが利く。これもこれで楽しいバイクだった。それほどテクニックがあるわけではないので、山奥に入っていくことはしなかったが、道のない場所も気にせず進んでいけるというのは、オンロードバイクにはない魅力だった。これで道東を廻ったときは、国道からあえて外れた道を走ってみたりもした。ただ、ガソリンタンクは小さいので、いくら燃費が良くても長距離は無謀。ガソリンスタンドをチェックし、計画的なツーリングとなる。オフロードということで自由なイメージがあるが、意外と自由とはならない。常に地図とメーターをチェックしなければならない。
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