Made in PRCって?

  • 投稿日:
  • カテゴリ:

「Made in PRC」と書かれた商品があります。PRCってどこの国でしょう。答えは「People's Republic of China」、つまり中華人民共和国、中国のことです。

「Made in China」というと、安いけど品質は悪いという印象を持つ人がいます。個人的には、当たりハズレはあるけど、iPhoneだって「Made in China」なので、悪いものばかりではないと思っています。中国製は避けたいと言っている人がiPhoneを使っていることも珍しくないでしょう。

そもそも「Made in...」という表記は、「Made in Germany」から始まりました。

「Made in Germany」という表示は、1887年にイギリスで制定された「商品表示法(Merchandise Marks Act 1887)」によって義務付けられました。この法律の主な目的は、イギリス市場に流入するドイツ製品が、品質の低い模倣品であることを消費者に明確に知らせ、イギリス製品と区別させることにありました。つまり、「これはドイツ製で、イギリス製品とは違う粗悪品ですよ」という警告の意味合いが強かったのです。

その後ドイツは、製品の品質向上に徹底的に取り組み、信頼性の高い製品を生み出すようになりました。その結果、20世紀に入る頃には「Made in Germany」は「高品質で信頼性の高い製品」の代名詞となり、現在では世界中で最も評価の高い原産国表示の一つとなっています。

「Made in Japan」は、現在では世界中で高品質、信頼性、そして精密な技術の代名詞として高く評価されています。しかし、その道のりは決して平坦ではありませんでした。日本の製品が海外で評価されるようになるまでには、いくつかの段階がありました。

第二次世界大戦後、GHQの占領下にあった日本では、「Made in Occupied Japan(占領下の日本製)」という刻印が義務付けられた輸出品がありました。この時期の日本製品は、海外では安価な模倣品や品質の低いものと見なされることが少なくありませんでした。

しかし、日本企業はその後、徹底的な品質管理、生産技術の革新、そして細部へのこだわりを追求しました。特に、自動車や家電、精密機器などの分野でその真価を発揮し、1970年代から1980年代にかけては、アメリカをはじめとする世界の市場でその品質と性能が認められるようになりました。

有名な例として、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(1990年公開)の劇中で、1955年のドクが「安物を使うからだ。見ろ、Made in Japanと書いてある」と言うのに対し、マーティが「なに言ってんのドク。最高のものはみんな日本製だよ」と返すシーンがあります。

Styxの「Mr. Roboto」(1983年)という曲に「With parts made in Japan」という歌詞があります。この曲は、日本製の部品を使ったロボットについて歌っています。日本製の部品なら信頼性が高い。近未来的なものはいつも日本人が作り出すという印象が持たれています。。

現在では、「Made in Japan」は単に製品の品質だけでなく、革新性、耐久性、そして安全性の象徴として認識されています。

ちなみに「Made in Korea」のKoreaは、朝鮮のことですが、ここでは韓国を示します。勝手に朝鮮の代表として振る舞っています。北朝鮮は「Made in DPRK」となるそうです。