ヴィーガンとLGBTとイスラム教

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ヴィーガンは、ベジタリアンと似ていますが、ベジタリアンの究極といった感じで、動物由来のものが全部排除するという食生活です。白砂糖や納豆もダメなのだそうです。

「私はベジタリアンです」と食べるものを自分で選ぶのは自由なのですが、ヴィーガンは「動物がかわいそう」という発想から来ているので、ヴィーガン以外の人もヴィーガンに取り込む運動をしています。多様性を求めるものとは少し違います。

似たような話として、LGBTがあります。LGBTは、性的少数者のことですが、こういう人もいるのだというのを理解してほしいというのがあります。生き方を自分で選ぶことはその人の考えなので、周りの人は「まあそういう人もいるよね」でOKです。そのために特別な施設を作って用意することは違和感があります。

日本で少数派といえば、イスラム教があります。イスラム教では、豚肉を食べないというのは有名な話です。イスラム教が信仰されている地域は砂漠地帯が多く、豚由来の伝染病が多かったのが要因とされているそうです。「豚は汚い動物」となり、宗教で禁止をしているという流れのようです。

イスラム教の人たちは、他宗教の人が豚肉を食べることに口を出すことはしません。ただし、知らないで食べさせられたときは、宗教上、異を唱えます。豚肉が使われていないことを伝えれば問題は起きません。

しかし、ヴィーガンは、動物を虐待していることを問題視しているので、動物由来の食物を食べている人を無知で知的ではないという理由で見下しています。

自分の価値観を押し付けてくる事例は、日常生活の中でも多く見られます。たとえば、特定の食事制限や生活習慣を持つ人が、それを他人にも強要しようとしたり、自分の信念や考え方を絶対的な正解として押し付けたりすることがあります。

このように、ヴィーガン、LGBT、イスラム教など、それぞれの価値観や生活様式がありますが、他者への理解と尊重の姿勢が重要です。とくに、自分の価値観を他人に強要することは、多様性のある社会の実現を妨げることになりかねません。お互いの違いを認め合い、共生していく態度が大切なのです。